2025年5月20日、弊社のアイドルだった『にゃん太』は天国へと旅立ちました。
私たちにとって『にゃん太』はかけがえのない存在でありました。
目が不自由でしたがそれを感じさせないくらい社内を歩き回り、お気に入りの椅子で昼寝をし、
たくさんの癒しと笑顔を与えてくれました。
お立ち寄りの際に声をかけてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
★ にゃん太との出会い

2014年5月23日
雨の夜、会社前の路肩にじっとうずくまる顔半分がつぶれた猫を発見した。
目や口元からの出血がひどく、降り続ける雨によって流れ出た血が周囲を真っ赤に染めるスプラッタ状態になっていた。近寄っても動く気配がなく、助からないであろうという印象だった。
せめて雨にあたらないように段ボール箱を用意し、会社の駐車場に運び入れた。左目はすっかり潰れ、右目も光彩が開いたままの状態で濁っており、視力はない模様で、口も歪んで、左側の牙やひげも損傷し、ぐったりした状態だった。
時間外であったが、社長が懇意にしている獣医に連絡して診てもらい、投薬(目薬、抗生物質)してもらった。金曜日だったので、社員が自宅で預かり経過観察することになった。
これが「にゃん太」との出会いだった。

一週間後
社屋の一室を猫の部屋として開放し、世話をすることになった。毎日欠かさず目薬と抗生物質の投与を続け、徐々に回復してきたものの、怯えた様子は変わらず、鳴き声もあげずじっとしている状態が続いていた。
注入器でミルク等を飲ませながら観察し、周辺の商店や会社等を訪ねて猫のポスターを貼らせていただき、飼い主を探し始めた。


一ヶ月後
体が徐々に回復し、自分からごはんを食べるようになった。動けるようになるとトイレも覚えた。人にも慣れてきて、ゴロゴロとのどを鳴らすようになり、そばで寝転んだり体を摺り寄せてくるようになった。運動量が少ないせいか、この時期激太りだった。
飼い主探しも継続して行っていたが、ずっと問い合わせはなかった。


現在
すっかり環境に慣れ、日中は猫部屋からも解放され社屋2階のフロア内で自由に過している。
目が見えないのに全力疾走し、たまに壁やドアに激突し鼻の頭をすりむいたりしながら、猫らしく我儘で気ままな毎日を元気に過している。

にゃん太の一日
朝8:00
とても眠いけど、やさしいにゃん太の出迎えが始まった。


朝8:30
にゃん太に朝ごはんをあげる。


朝10:30
もう朝ごはんを食べたので、にゃん太のごろごろする時間だ。


大分太ってきたので、おやつは、少しだけ。


午後3:00
爆睡するにゃん太。


午後5:10
社員の見送りの準備だ。


にゃん太に晩ごはんをあげる。


夜??:??
いつの間にかもう寝てる。


スリスリするにゃん太の動画です
