身近にいる生命たち

2023.6.28 AB.do従業員通路にて

               

アゲハチョウ
 ある朝、従業員が気づいてくれました。なんと従業員通路の下駄箱、足元にアゲハチョウのさなぎが…。気づいたその日からなるべく刺激を与えないように静かに見守っていました。するとなんと、無事に羽化しました。美しいですね…。
従業員下駄箱では障害物が多いのでお外へ飛び立てるようにお手伝いしました。またこの命が新たな命へとつながってくれることを願います。

2019.6.10 AB.do本社 事務室

ドラセナ
 弊社は平成29年に設立50周年となり社名変更を致しました。そのお祝いに頂いた「ドラセナ」の木が、今年の6月に花を咲かせました。5~10年に一度咲くそうで、沢山の蕾が夕方~夜にかけて一斉に花開きます。夕方になると事務室には花の良い香りが漂っています。
カウンター周りが少し華やいだ雰囲気となりました。

2019.6.5 AB.do本社

ツバメちゃん
 今年も待望のツバメちゃんが弊社に来てくれました!
 画像が粗く分かりづらくてすみません。近づいたりカメラを向けると、警戒してストレスを与えてしまうので、歩いて通り過ぎる時に、こっそり撮影しました。無事に雛が孵ってくれることを祈る日々です。

2018.6.12 AB.do本社

2018.6.12 AB.do本社

ツバメちゃん
 今年もツバメちゃんが弊社に巣作りしてくれて、無事に雛が孵りました! 可愛い4つ子ちゃんです。出勤すると、ピーピー鳴いて出迎えてくれるので、朝からとっても癒されます。
 しばらく見ていたいのですが、人間が近くに居ると親鳥が警戒して子育ての邪魔になってしまうので、ちらっと見て、素早く立ち去るようにしています。無事に巣立ってくれたら嬉しいなぁ。

(2016.5.4 新潟県柏崎市)

クロヤマアリ
 植物の茎にびっしりと付いたアブラムシからミツを受取っているクロヤマアリを見つけました。
 クロヤマアリは国内で普通に見られるアリの仲間の1つです。春から秋まで、体長5mm前後の「働き蟻」たちが、忙しく地上を往来している姿をよく見かけます。地上に巣口を開いて地下に巣を作りますが、他種のアリに比べて場所を選ばないようで、山野だけではなく、住宅地の公園や空き地、時には都市部のタイルブロックの隙間や道路沿い花壇など、様々なところで巣を見つけることが出来ます。

(2017.6.5 飯綱町)

カワトンボの仲間
 飯綱町の田んぼ脇にある比較的緩やかな流れの小川で、春から夏にかけて写真のようなカワトンボの仲間を見かけました。
 日本におけるカワトンボの仲間はかつてニシカワトンボ、ヒガシカワトンボ、オオカワトンボなどに分類されていましたが、最近のDNAに基づく分類では、ニホンカワトンボ、アサヒナカワトンボの2種に分類されています。

(2017.4.10 飯綱町)

(2017.4.10 飯綱町)

カタクリ
 カタクリは、春の明るい広葉樹林の下で葉と花を広げ、広葉樹林が葉を出し林床が暗くなると地上部を枯らして夏眠する、典型的な春植物の1つです。
 地中にある鱗茎と呼ぶ部分にでんぷん質が含まれ、ここから「片栗粉」を作ることができます。しかし現在使用される片栗粉のほとんどは、ジャガイモのでんぷん質から作られています。また、種子にアリの好む物質を付着させているため、アリによって運ばれた種子が周辺部で発芽して生育範囲を広げると言われています。

(2017.3.4 長野市)

(2017.3.4 長野市)

フキ
 フキは日本原産のキク科の植物で、湿り気のある半日陰のような環境によく生育しているのを見かけます。
 春になると地下にある地下茎と呼ばれる部分から、地上に花のつぼみを出します。これをフキノトウと呼び、食用にもします。このフキノトウの部分はその後茎を伸ばし、その先で花を咲かせます。花が終わると、長い茎を持つ円状の葉を出し、これで光合成を行い、地下茎に養分を貯めます。
(2016.8.4 長野市)

(2016.8.4 長野市)

(ツタの巻きひげ)

(巻きひげの先端の様子)

ツタ
 山林や建物などの外壁で、つるを伸ばしているのを見かけます。写真撮影時には、緑色の実がなり始めていました。もうしばらくするとこの実は紫色に熟します。
 茎から伸びる巻きひげの先端は吸盤になっていて、それが他の木や壁をよじ登るのに役立っています。この習性を、壁面の緑化などに利用する例もあります。また葉については、赤や黄色に紅葉し、やがて落葉します。
(2016.8.4 長野市)

(2016.8.4 長野市)

(2016.8.4 長野市)

(2016.8.4 長野市)

アブラゼミ
 夏になるとあちこちでセミの鳴き声が聞こえてきます。その中で「ジージー・・・」という鳴き声で鳴いているのがアブラゼミです。ミンミンゼミやヒグラシなどは透明な羽を持ちますが、アブラゼミは不透明な褐色の羽を持つことが特徴です。最近は地球温暖化の影響からか、元々は西日本に生息しているクマゼミも見られますが、このセミも透明な羽を持ちます。
 成虫は木の幹などに卵を産み付け、そこから孵化した幼虫は地中に潜り、一生の多くの期間を幼虫として過ごします。そして成虫になるときには、再び地中から出て羽化をします。

ニホンアマガエル
 植物や壁に登る事が得意で、枝葉に乗っている姿を見かけます。水辺に限らず、公園の草木や庭の鉢植えにもよく見られ、最も身近に感じる両生類の一つではないでしょうか。背面の皮膚の色を変えて周辺環境の色彩に溶け込むことができる、隠蔽色の使い手としてもよく知られています。
人との関わり
 前述のような見つけやすさに加え、近づいても逃げ出しにくい事は、子どもにも親しみやすい理由の一つではないでしょうか。鳴く声は雨の兆しとしても知られており、名の由来となっています。
 近年では圃場整備で設置される用排水路や桝(ます)がカエル類にとって落とし穴となってしまい、移動や捕食者からの逃走を阻害していることが問題視されています。本種は発達した吸盤を持つため、これら人工物から受ける影響が比較的小さいとされているようですが、他のカエル類への問題の対策として落下防止のフタや脱出用スロープの設置事例もあります。