浅川河川清掃第17回

浅川河川清掃第17回

実施日 令和 6年 5月15日(水)
場所 長野市一級河川浅川
作業区分 浅川橋から北部大橋まで (上流)
    北部大橋から稲田大橋まで(中流)
    稲田大橋から小町大橋まで(下流)


清掃活動中の様子

浅川橋から北部大橋(上流)

北部大橋から稲田大橋(中流)

稲田大橋から小町大橋(下流)

ごみの分別・集計

今回で17回目となる浅川保全活動は、3班(上流・中流・下流)に分かれて行いました。前回に引き続き清掃対象区間全線は計画断面の河積は確保され安心感が持てる河道となっています。

清掃活動を通して、前回より可燃物・不燃物ともに廃棄物の量が多かったです。理由としては今回、汚れたペットボトルは可燃物、汚れた缶は不燃物に分類したのも一つの要因と考えられます。前回より廃棄物の量は多いものの例年に比べると減少傾向にあると感じる結果でした。


カワニナ

長野市市街地ではあまり見られないホタルの成虫発生が浅川の宇木大橋上流域付近で確認されています。このことから前回と同様に環境の観点によりホタルの餌となるカワニナに注目し、活動区間の生育情報の収集を行いました。

今回の浅川河川清掃活動の中で確認されたカワニナは上流で13匹、中流で5匹、下流で9匹の合計27匹でした。

カワニナが確認された場所の特徴として下記が挙げられます。





・川の流れが穏やかで浅い箇所

・河川の湾曲部

・川の左右岸で植物が生い茂っている泥上





今回の活動では保全活動対象区間全域でカワニナを確認することができ、特に上流側の檀田大橋付近で多く見受けられました。

今後もカワニナの生育状況を確認し、ホタルの生活史のつながりに係るデータ収集が得られればと思います。


その他の環境・生物

カワニナに重点を置きつつ調査をしていく中で、当然それ以外の生物・植物とも遭遇します。

今回遭遇した生物たちの一部を紹介します。


ドローン空撮

河床掘削工事(堆積土砂排出)後の河川状況変化をみるため、前回に引き続き保全活動区間全線ドローンを用いて空撮を行いました。

その撮影した動画の一部を抜粋してアップすることにします。※周りの住宅等に配慮し、河川以外の部分にはぼかしを入れています。


まとめ

浅川保全活動は、各人が河川の河道内状況や水災害における課題など河川に対して理解を深める機会としたいです。

環境保全とともに今後どの様に河床掘削工事後の河道状況が変化していくか経過観察できる項目を整理して、継続的に情報を収集していきたいと考えています。

最後に、浅川改良事務所、資源再生センターのご協力のもと今回の活動も無事に完了となりました。

今回集まったごみの量は多かったものの、先に述べている通り全体的に減少傾向にあります。

これも地域住民の皆様の日々のご協力のおかげだと感じています。