浅川河川清掃第18回

浅川河川清掃第18回

実施日 令和 6年11月 1日(金)
場所 長野市一級河川浅川
作業区分 浅川橋から平成橋まで (上流)
    平成橋から北部大橋まで(下流)
     


 

清掃活動中の様子

浅川橋から平成橋(上流)

平成橋から小町大橋(下流)

ごみの分別・集計

 

清掃活動の所感

 今回で18回目となる浅川保全活動は、2班(上流・下流)に分かれて行いました。清掃対象区間全線にわたり計画断面の河積が確保され、安心感が持てる河道となっています。清掃活動の結果としては可燃物、不燃物共に廃棄物の量は前回よりも少なかったです。

 今年は例年よりも暑い日が多く、その影響のためか抽水植物が視界を遮るほどに繁茂しており、河川内における活動において非常に困難な状況でした。また、藻類も繁茂していたため、移動の際は転倒しないように足元に注意しながら作業を行いました。


 

カワニナ

 長野市街地では発生情報の少ないホタルの成虫が、浅川の宇木大橋上流域付近で確認されています。このことから前回と同様に環境の観点によりホタルの餌となるカワニナに注目し、活動区間の生育情報の収集を行いました。今回の活動では、下流域の比較的川の流れが穏やかな浅瀬等でカワニナを確認することができました。しかし、上流域では目視でカワニナを確認することができませんでした。原因として、前述した通り、抽水植物が繁茂していたため発見が困難であったこと、河川流量の増加により流れが穏やかな箇所が少なかったことが考えられます。
 今後もカワニナの生育状況を確認し、ホタルの生活史のつながりに係るデータが得られればと考えています。

今回の浅川河川清掃活動の中で確認されたカワニナは上流は未確認、下流で18匹でした。

カワニナが確認された場所の特徴として下記が挙げられます。

・川の流れが穏やかで浅い箇所

・流れや地形の変化がある

・砂利や泥の上

 

 

 

 

 


 

その他の環境・生物

カワニナに重点を置きつつ調査をしていく中で、当然それ以外の生物・植物とも遭遇することがあります。

今回遭遇した生物たちの一部をご紹介!


 

ドローン空撮

河床掘削工事(堆積土砂排出)後の河川状況変化をみるため、前回に引き続き保全活動区間全線ドローンを用いて空撮を行いました。
今回もドローンで撮影した動画を掲載します。また静止画で、前回(2024/5/15)撮影した写真と並べて一緒に掲載します。

 

 


まとめ

 浅川保全活動は、各人が河川の河道内状況や水災害における課題など河川に対して理解を深める機会としたいです。
環境保全とともに今後どの様に河床掘削工事後の河道状況が変化していくか経過観察できる項目を整理して、継続的に情報を収集していきたいと考えています。

 最後に、浅川改良事務所、資源再生センターのご協力のもと今年度の浅川清掃活動も無事に完了となりました。多大なるご協力をありがとうございました。
また、保全活動に参加してくださった弊社従業員も怪我無く清掃活動を終えることができ、ほっとしています。
ありがとうございました。